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『GLUTによるOpenGL入門2 テクスチャマッピング』(床井 浩平) [本(技術書)]

本は10冊同時に読めという内容の本を見かけましたが、自分もDirectXの本や自己啓発書と平行して、この本を読んでいます。

この本は、まるまる1冊、OpenGLテクスチャマッピングの技術を扱った、他に類書のないCG技術の本です。

テクスチャマッピングの解説は、さっと済ませて、テクスチャ行列の使い方や、スフィアマッピングやキューブマッピングといった環境マッピングや、テクスチャマッピングを応用した様々なエフェクト技術を、その数学的な意味とあわせて、詳しく扱っています。

さらには、GLSL(OpenGL Shading Lanuage)の解説も行っています。

このように、この本は、テクスチャマッピングを中心に、いろいろなエフェクト技術を詳しく扱っていますが、かなり深い内容なので、正直言うと、少し難しいと感じます。

ちゃんと理解するには、数学的なロジックも追って読んでいかないといけません。

どちらかというと、中級者、上級者向けで、OpenGLの基本をある程度理解した人向けです。

OpenGLの基本を理解したい人には、同じ著者の前作、『GLUTによるOpenGL入門―「OpenGL Utility Toolkit」で簡単3Dプログラミング! (I・O BOOKS)』の方をお勧めします。

また、画像ファイルの読み込みなどは、著者お得意の手抜きでさっと済まされているため、これについては、他の書籍やネット上の情報を参考にしなければならないと思います。

私は、正直言うと、テクスチャマッピングは今ひとつ苦手で、その価値も軽く見ていましたが、この本を読み始めて、その奥の深さや、できることの範囲の広さ、面白さを知ることができるようになりました。

是非、この本を読んで、理解してしまおうと思っています。

この本は、CGを学んでいる人、仕事で使っている人には、一読の価値のある、優れものだと思います。

GLUTによるOpenGL入門2 テクスチャマッピング [CD-ROM付]』(床井 浩平 著、工学社)

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MFCによるOpenGL3Dプログラミング―ライブラリを使って簡単に3D-CG図形を描画する! (I/O BOOKS)
(工学社)

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